ヘバーデン結節(ミューカシスト)
へバーデン結節は、手指の遠位指節間(DIP)関節に発生する変形性関節症の一種です。
主に中年以降の女性に多く見られ、指先の関節が腫れて痛みを伴うことがあります。

原因
へバーデン結節の主な原因には以下のようなものがあります:
1.加齢:
年齢を重ねるにつれて関節軟骨が摩耗し変形しやすくなります。
2.遺伝的要因:
家族歴のある方は発症リスクが高くなります。
3.過度の関節使用:
特定の職業や趣味による反復動作が影響することがあります。
4.ホルモンの変化:
更年期以降の女性に多く見られことから、エストロゲンの低下も関係していると考えられています。
5.外傷:
指の怪我や骨折の既往歴がある場合、リスクが高まる可能性があります。
症状
主な症状には以下のようなものがあります。
・指先の関節の腫れや変形
・関節の痛みや硬直感
・指の動きの制限
・握力の低下
治療法
へバーデン結節の治療は主に保存的治療が中心となります。
1.ハンドセラピー
・ホットパックやアイシングによる温熱療法
・関節可動域訓練
・手指のストレッチ運動
2.装具療法
・スプリントの使用による関節の保護と安静
3.生活指導
・過度の関節使用を避ける
・適切な関節保護の方法を学ぶ
4.薬物療法
・非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の内服や外用
・関節内ステロイド注射(症状が強い場合)
5.サプリメント
・女性ホルモンサプリメント(エクエルなど)の摂取(効果には個人差があります)
6.手術療法
重症例や保存的治療で改善が見られない場合は、手術療法を検討することもあります。
痛みや再発を繰り返すミューカスシストに対して局所麻酔下に切除術を行っています。
術後は1~2か月間の通院が必要です。
